【満員御礼】【生田緑地でコケフィールドワーク】コケトレvol.06「コケと親しむ、みどりのトレーニング」2014年4月12日

ひさびさのコケトレはフィールドワーク!
ガイド:『コケはともだち』藤井久子×「新盆栽学」塩津丈洋×コケ
※こちらのイベントは満席となりました。お申込みありがとうございます!

企画概要

潤いのある緑で見る者の心を和ませてくれるコケ。近年のミニ盆栽や苔玉ブームなどで、誰もが気軽にコケを暮らしに取り入れることができるようになりました。

しかしその一方で、家で育てていたらコケが枯れた、カビた等、コケにそっぽをむかれるような経験をしたことがある人も少なくないはず。せっかくコケをわが家にお招きするなら、コケにもニコニコ、居心地よく暮らしてもらいたい。そのためには、私たちはもっとコケの生態や個性を知る必要がありそうです。

「コケトレ」は、ベストセラー『コケはともだち』著者・藤井久子、植物研究家・塩津丈洋というふたりのコケマニア(コケラー?)をナビゲーターとして、コケを楽しみ、コケに寄り添い、コケと仲良なる方法を探っていく、ひいては地球全体のみどりとの付き合い方も考えるためのトレーニング講座です。

今回は番外編として、昨年の都立小峰公園に続き、川崎市・生田緑地でフィールドワークを行います(観察のみです。コケの採取・持ち帰り等はできません)。ミュージアムショップにて『生田緑地のコケ図鑑』の販売やコケの展示を行っているなど、密かなコケの名所です。持ってきていただける方は、10倍から20倍のルーペをご持参くださいませ。

当日は藤井さん&塩津さん作成の資料を配布いたします。コケ的にはプラスなので、傘がさせる気候であれば、雨でも決行。アウトドアで一緒に植生を観察しましょう!
※悪天候予報の場合は前日に開催の可否をフェイスブックページ、ウェブにてご連絡いたします。

こんな方におすすめです

コケ好きな方、盆栽好きな方
家で植物を育ててみたい方
家の植物の調子が悪くて心配な方
山などでもっとコケと親しみたい方
講師に興味がある方

講師&スタッフプロフィール

講師:藤井久子(ふじい・ひさこ)
1978年、兵庫県出身。明治学院大学社会学部卒業。編集ライター。文系ド真ん中の半生ながら幼少期から自然が好きで、いつしかコケに魅了されるようになる。初の著書『コケはともだち』(リトルモア)は異例のベストセラーに。趣味はコケ散策を兼ねた散歩・旅行・山登り。とりわけ好きなコケは、ギンゴケ、タマゴケ、ヒノキゴケ。

講師:塩津丈洋(しおづ・たけひろ)
植物研究家。塩津丈洋植物研究所代表。緑豊かな和歌山県に生まれ、祖父は農家を営み、幼い頃から植物と身近な環境で育つ。盆栽職人の元で修行後 、2010年、植物の治療・保全を主とした塩津丈洋植物研究所を設立。自然環境問題が深刻化している現在に、改めて植物の存在価値を見つめ直すための活動を行っている。IID世田谷ものづくり学校内「自由大学」教授、名古屋芸術大学OHOC講師。

助手:鈴木収春(すずき・かずはる)
クラウドブックス株式会社代表取締役。コケ初心者。1979年、東京生まれ。講談社客員編集者を経て、編集業の傍ら2009年より出版エージェント業を開始。2011年は須藤元気『今日が残りの人生最初の日』(講談社)、ドミニック・ローホー『シンプルリスト』(講談社)等、2012年はタニタ&細川モモ『タニタとつくる美人の習慣』(講談社)等がヒット。

記録班:藤代雄一朗(ふじしろ・ゆういちろう)
WEB制作会社に勤務。塩津丈洋の「新盆栽学」第一期生。趣味で運営するサイト「泣く子も叫ぶ爆発りんご飴サイト ringo-a.me」「インタビューサイト ボクナリスト」で、WEB制作・スチール撮影・動画撮影・音楽制作などを担当。最近はアーティストのPV撮影なども行なっている。

■日時
2014年4月12日(土)10:00集合(15:00解散)

■参加費
1,500円(当日お支払いください)
※特製資料付き。

■集合場所(駅集合です)
★小田急線「向ヶ丘遊園駅」南口に朝10時集合
※できるだけ遅刻のないようにお願いします。遅れる場合は下記の緊急連絡先までご一報ください。
※現地に車で直接行きたいという方は、事前に企画者までご連絡の上、生田緑地内「東口ビジターセンター」前に10時30分に集合してください(駐車場やビジターセンターの場所などは下記を参照)。
http://www.ikutaryokuti.jp/hp/access.html

■観察場所
生田緑地
神奈川県川崎市多摩区枡形7丁目1-4

■持ち物
お昼ごはん&飲み物(お忘れなく!)
10~20倍のルーペ(お持ちでない方は貸出いたします)

以下は、あればベターな持ち物です。
・敷物(昼食時用)
・霧吹き(お持ちの方は。100円ショップの旅行用の化粧水入れ等でもOK)
・カメラ(お持ちの方は)
・図鑑(お持ちの方は)
・筆記用具(資料を配布するのでバインダーなどがあれば、便利です)
・雨具(雨天に備えて)
※運動靴で、動きやすい・汚れても良い服装をしてきてください。

■定員
15名

■緊急連絡先
090-4009-1127(鈴木)
※遅刻時など

■主催
あめつち

お申し込みはこちら

鈴木収春

鈴木 収春

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「あめつち」は、2012年より開催しているコケの勉強会&ワークショップ「コケトレ──コケと親しむ緑のトレーニング」を発端に誕生しました。

イベントでは、「最適な日当たりは?」「植物はずっと家の中に入れておいてはダメ?」「水やりの仕方は?」「観察に適したルーペは?」「色が変わってきた場合の対処法は?」など、さまざまな質問をいただきました。このような疑問をもっている方は全国にいると思いますが、そういうときにおすすめしたい植物のサイトが見当たらなかったことも、イベントをサイトに発展させようと考えた理由のひとつです。

江戸時代などの歴史資料を見ると、日本人のあいだでは、かつて植物と共生する知恵が共有されていたことがうかがえます。「あめつち」では、"日本の植物世界と日本人の共生"を思い出すことをテーマに、植物と寄り添って暮らしていきたい人に向けて、オリジナルのコンテンツを発信していきます。

【具体的に発信していくコンテンツ】
●植物に寄り添う、真摯に向き合う人たちを紹介します。
●園芸技術だけでなく、鑑賞(かしこまったものだけではなく、通りすがりに眺める木なども含めて)や歳時記の楽しみ方など、植物に気づく、寄り添う暮らし全般を紹介します。
●植物の本来の姿、好ましい育て方を紹介します。穴の空いていない植木鉢など、人の都合だけに合わせたノウハウを見直していきます。
●隠花植物など、あまり注目されていない植物群にもスポットをあて、植物の面白さや多様性を紹介します。

オーストリア出身の哲学者マルティン・ブーバーは、自分以外をモノのように捉えることを、「我とそれ」の関係と呼びました。疎外感を生む「我とそれ」の関係ではなく、相手を自分と同格に捉えて対話していく「我と汝」の関係こそが世界を拓く。それがブーバーの哲学です。

かつての日本人がそうしていたように、「我とそれ」になってしまった植物との関係を「我と汝」に捉え直すサポートをしていくことが、「あめつち」の目指すところです。スタッフ一同もまだまだ植物の世界を研究中ですが、4人で始めたサイトがどこまで根をのばしていくか、見守っていただけると嬉しいです。

「あめつち」運営スタッフ一同

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塩津丈洋
塩津 丈洋

植物研究家。塩津丈洋植物研究所代表。緑豊かな和歌山県に生まれ、祖父は農家を営み、幼い頃から植物と身近な環境で育つ。盆栽職人の元で修行後 、2010年、植物の治療・保全を主とした塩津丈洋植物研究所を設立。自然環境問題が深刻化している現在に、改めて植物の存在価値を見つめ直すための活動を行っている。IID世田谷ものづくり学校内「自由大学」教授、名古屋芸術大学OHOC講師。 http://syokubutsukenkyujo.com/

藤井久子
藤井 久子

1978年、兵庫県出身。明治学院大学社会学部卒業。編集ライター。文系ド真ん中の半生ながら幼少期から自然が好きで、いつしかコケに魅了されるようになる。初の著書『コケはともだち』(リトルモア)は異例のベストセラーに。趣味はコケ散策を兼ねた散歩・旅行・山登り。とりわけ好きなコケは、ギンゴケ、タマゴケ、ヒノキゴケ。

鈴木収春
鈴木 収春

クラウドブックス株式会社代表取締役。1979年、東京生まれ。講談社客員編集者を経て、編集業の傍ら2009年より出版エージェント業を開始。2011年は須藤元気『今日が残りの人生最初の日』(講談社)、ドミニック・ローホー『シンプルリスト』(講談社、11万部)等、2012年はタニタ&細川モモ『タニタとつくる美人の習慣』(講談社、7万部)等がヒット。 http://cloudbooks.biz/

藤代 雄一朗

WEB制作会社に勤務。塩津丈洋の「新盆栽学」第一期生。趣味で運営するサイト「泣く子も叫ぶ爆発りんご飴サイト ringo-a.me」「インタビューサイト ボクナリスト」で、WEB制作・スチール撮影・動画撮影・音楽制作などを担当。最近はアーティストのPV撮影なども行なっている。 https://twitter.com/yuichirofuji