【F52×あめつちコラボイベント】花ラボvol.02「旬の花のある暮らし 4月:バラ編」2014年4月19日(土)開催

好評の花ラボ、第2回の開催です。
※お申込みフォームへのボタンは下部にございます。

企画概要

欧州では旬の花を買って家で楽しむ文化が定着しており、家計簿に花代の欄が普通にあるほどなのですが、現代の日本では旬の花を楽しむ文化が忘れ去られてしまっています(今月の旬の花は? と訊かれても、答えられないのが普通です)。

旬の野菜や魚を楽しむように、旬の花を楽しむことができれば、生活はきっとより豊かになります。また、見過ごしがちな日本の四季のすばらしさを再発見することにもつながります。

知識ゼロからでも気軽に花を楽しめるように、旬の花を手軽に生活に取り入れていくための勉強会とワークショップをセットにしたのが本イベントです。2月はアネモネをテーマにしましたが、4月のテーマはバラに決定しました。

ワークショップのバラは、静岡県・八木バラ園より産地直送でご用意。八木バラ園は、品種改良を行う育種家でもあり、オリジナル品種のバラの生産者として知られ、雑誌等でも注目されている「HANABI」など、ネーミングセンスもユニーク。バラのイメージが変わるワークショップになるはずです。

講師は、こだわりの生産者(ひとつの種を2代がかりで開発したり、本当にすごい方ばかりです)がつくった旬の花のみを扱う異色の花屋、広尾「F52」の今井夫妻と、植物研究家の塩津丈洋。花の匠たちとのネットワークにもとづく、ここでしか聞けない話にご期待ください。生産者の八木さんも駆けつけてくれる予定です。

イベントの流れ
【1】トーク:3月の旬の花と、その楽しみ方を解説。
【2】トーク:今回取り上げるバラの特徴と、生産者および生産現場の紹介。
【3】ワークショップ:「F52」提供の八木バラ園生産のバラ(オリジナル品種中心)で、切り方や束ね方を体験していただきます(自分でつくったブーケをお持ち帰りいただけます)。花瓶の選び方や飾り方のポイントなどもしっかりと解説いたします。

一輪挿しなら1週間数百円から楽しめますし、意外と経済的な、旬の花のある暮らし。この機会にみんなで一緒に始めてみませんか?

》広尾「F52」とは?
こだわりの生産者の旬の花のみを扱う花のセレクトショップ。市場を介さないため、生産者が切った花が翌日に店頭に並びます。他の花屋と並んでいるものも種類も違いすぎて(少数精鋭)、最初に訪問するとびっくりするかもしれません。
http://www.f52.jp/

講師&スタッフプロフィール

講師:今井彩(いまい・あや)
1976年、長野県生まれ。21歳で花の世界に入る。24歳でその後10年以上関わる会社に出会い、年間3億円を売り上げる店舗の店長、新規ブランドの立ち上げ、人事の教育担当などを経験。現場の高揚感が忘れられずに店舗に復帰した後、結婚・出産を経て、現在は花のネットショップ「花宅配ヴァーズ」の運営および、「F52」の商品企画を担当。花に限らず器、リボン、紙など、素材を活かした商品作りを心掛けている。自分流のこだわりのある花贈りをするひとりひとりのお客様と、組織の中では難しかった1対1の丁寧なやりとりに楽しみを感じながら花仕事を継続中。
http://vase.jp/

講師:今井斉(いまい・ひとし)
1979年、北海道生まれ。花好きの両親の影響で花屋を志す。花の企画会社、繁華街向けの花屋を経て、大手個人向け花屋に転職。日本一の売上を誇る渋谷某店舗の店長などを経験する。退職後、2013年3月、培ってきた生産者・流通ネットワークを生かし、こだわりの生産者が育てた旬の花のみを扱う花屋「F52」を設立し、チーフバイヤーに。生産者のPRを兼ねた異色の花屋として話題を呼んでいる。
http://www.f52.jp/

司会進行:塩津丈洋(しおづ・たけひろ)
植物研究家。塩津丈洋植物研究所代表。緑豊かな和歌山県に生まれ、祖父は農家を営み、幼い頃から植物と身近な環境で育つ。盆栽職人の元で修行後 、2010年、植物の治療・保全を主とした塩津丈洋植物研究所を設立。自然環境問題が深刻化している現在に、改めて植物の存在価値を見つめ直すための活動を行っている。IID世田谷ものづくり学校内「自由大学」教授、名古屋芸術大学OHOC講師。
http://syokubutsukenkyujo.com/

■日時
2014年4月19日(土)14:30(14:10開場)~16:10

■価格
3,500円
※こだわりの生産者がつくった旬の花をお持ち帰りいただけます(「F52」提供)。

■定員
24名

■場所
FARO
東京都港区南青山 2-15-5
http://faroaoyama.com/

■地図
http://goo.gl/maps/qhkZ4
●銀座線「外苑前」駅1b出口徒歩3~4分
※駅近ですが、住宅地の中にあり少しわかりづらいです。全体が黒い新しい建物です。螺旋階段が目印。
【文字説明】外苑前駅1b出口を出てしばらく直進。松屋の角のひとつ先の右折できるところ(メガネ屋の角)を右折してしばらく直進、左手にドリームキッズと町内会看板が見えたら、右手の袋小路に入ると着きます(ドリームキッズよりは先、町内会看板よりは後ろ)。

■緊急連絡先
090-4009-1127(鈴木)
※場所不明時など

■主催
あめつち

お申し込みはこちら

前回のイベントの模様

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鈴木収春

鈴木 収春

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「あめつち」は、2012年より開催しているコケの勉強会&ワークショップ「コケトレ──コケと親しむ緑のトレーニング」を発端に誕生しました。

イベントでは、「最適な日当たりは?」「植物はずっと家の中に入れておいてはダメ?」「水やりの仕方は?」「観察に適したルーペは?」「色が変わってきた場合の対処法は?」など、さまざまな質問をいただきました。このような疑問をもっている方は全国にいると思いますが、そういうときにおすすめしたい植物のサイトが見当たらなかったことも、イベントをサイトに発展させようと考えた理由のひとつです。

江戸時代などの歴史資料を見ると、日本人のあいだでは、かつて植物と共生する知恵が共有されていたことがうかがえます。「あめつち」では、"日本の植物世界と日本人の共生"を思い出すことをテーマに、植物と寄り添って暮らしていきたい人に向けて、オリジナルのコンテンツを発信していきます。

【具体的に発信していくコンテンツ】
●植物に寄り添う、真摯に向き合う人たちを紹介します。
●園芸技術だけでなく、鑑賞(かしこまったものだけではなく、通りすがりに眺める木なども含めて)や歳時記の楽しみ方など、植物に気づく、寄り添う暮らし全般を紹介します。
●植物の本来の姿、好ましい育て方を紹介します。穴の空いていない植木鉢など、人の都合だけに合わせたノウハウを見直していきます。
●隠花植物など、あまり注目されていない植物群にもスポットをあて、植物の面白さや多様性を紹介します。

オーストリア出身の哲学者マルティン・ブーバーは、自分以外をモノのように捉えることを、「我とそれ」の関係と呼びました。疎外感を生む「我とそれ」の関係ではなく、相手を自分と同格に捉えて対話していく「我と汝」の関係こそが世界を拓く。それがブーバーの哲学です。

かつての日本人がそうしていたように、「我とそれ」になってしまった植物との関係を「我と汝」に捉え直すサポートをしていくことが、「あめつち」の目指すところです。スタッフ一同もまだまだ植物の世界を研究中ですが、4人で始めたサイトがどこまで根をのばしていくか、見守っていただけると嬉しいです。

「あめつち」運営スタッフ一同

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塩津丈洋
塩津 丈洋

植物研究家。塩津丈洋植物研究所代表。緑豊かな和歌山県に生まれ、祖父は農家を営み、幼い頃から植物と身近な環境で育つ。盆栽職人の元で修行後 、2010年、植物の治療・保全を主とした塩津丈洋植物研究所を設立。自然環境問題が深刻化している現在に、改めて植物の存在価値を見つめ直すための活動を行っている。IID世田谷ものづくり学校内「自由大学」教授、名古屋芸術大学OHOC講師。 http://syokubutsukenkyujo.com/

藤井久子
藤井 久子

1978年、兵庫県出身。明治学院大学社会学部卒業。編集ライター。文系ド真ん中の半生ながら幼少期から自然が好きで、いつしかコケに魅了されるようになる。初の著書『コケはともだち』(リトルモア)は異例のベストセラーに。趣味はコケ散策を兼ねた散歩・旅行・山登り。とりわけ好きなコケは、ギンゴケ、タマゴケ、ヒノキゴケ。

鈴木収春
鈴木 収春

クラウドブックス株式会社代表取締役。1979年、東京生まれ。講談社客員編集者を経て、編集業の傍ら2009年より出版エージェント業を開始。2011年は須藤元気『今日が残りの人生最初の日』(講談社)、ドミニック・ローホー『シンプルリスト』(講談社、11万部)等、2012年はタニタ&細川モモ『タニタとつくる美人の習慣』(講談社、7万部)等がヒット。 http://cloudbooks.biz/

藤代 雄一朗

WEB制作会社に勤務。塩津丈洋の「新盆栽学」第一期生。趣味で運営するサイト「泣く子も叫ぶ爆発りんご飴サイト ringo-a.me」「インタビューサイト ボクナリスト」で、WEB制作・スチール撮影・動画撮影・音楽制作などを担当。最近はアーティストのPV撮影なども行なっている。 https://twitter.com/yuichirofuji